< 一 >
株式相場は、プロとアマのオープン戦だ。
ハンディなしだ。
誰でも自由に参戦できる。
プロとはなんだ。金融、相場のプロフェッショナルだ。
他人のお金を動かしているのがプロだ。
莫大なお金だ。
あるいは、
株式投資を生業としているのがプロだ。
それで人生を送れるほどのお金だ。
敗けは許されない。
顧客が許さない。家族が路頭に迷う。
それは死をも意味する。
覚悟はできている。
アマとなんだ。アマチュアだ。
趣味だ。
副業だ。
楽して儲けたい。
小遣い程度か、
遊ぶ大金を持て余している〇〇人だ。
いやなら逃げ出せる。
追手はこない。
バトルロイヤルにように同じリングに上がっている。
株式相場は、プロのリーグ戦でない。
アマの団体戦でもない。
オープン戦でアマがプロに勝てる訳がない。
得るものはあるが、大きな代償だ。
アマが歩兵なら、プロは重戦車だ。
敵うわけない。滑空砲で全滅だ。
インフルエンサーから幾ばくの知識という携帯型ロケット砲を手にしても、
それを見たプロは、爆撃機を繰り出してくる。
滑空爆弾で全滅だ。
勝てるとしたら、ファーストラックだけだ。
次には、根こそぎもっていかれる。
オープン戦では、プロ同士も戦っている。
プロ同士の戦いならお互い大きな傷を受けることもある。
相場は自由だ。
プロが戦う相手を選ぶなら、プロよりアマを選ぶだろう。
カモを見つけたプロはプロ同士結託してホールドを取りにくる。
元より跳ね返す力などない。
戦の掟は、いかに被害を最小にするかだ。
負けたとしても、被害が最小なら、次の戦ができる。
陣を引けばいい。
最善は、戦わずに勝つことだ。
株式相場では、それができると思う。
前線に出てはいけない。
後塵の回収部隊につけばいい。
プロが買っているときに、売ってはいけない。
プロが売っているときに、買ってはいけない。
私はこれで退場しました。
バイなら
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