< 十 >
卵はひとつのカゴに盛るな
有名な相場格言だ。
株式で言えば、
株式資産を1銘柄だけで持つなということだ。
その1銘柄がくしゃれば、甚大な被害を受けるから。
卵である資産は、カゴを分けて銘柄分散して持てと。
一つしかないカゴを落としてしまえば、大損害だ。
カゴを分けておけば、一つカゴを落としても助かる。
そりゃそうだ。
全ての格言は、後世に伝えやすくするため、前後の文や、行間を端折っている。
ところで、この格言には、後に続く文に、
2のカゴに盛るべきか、100のカゴに盛るべきか、は無いようだ。
専門家は、必ず出来るだけ多くの銘柄に分散しろという。
そうすれば、1銘柄の卵が割れても、影響が少なくなるから。
つまり、1/2の影響より、1/100の方が被害を軽減出来るでしょうということだ。
数字上はその通りだ。
だが、
そもそも個人投資家は、卵を多く持っておらず、沢山のカゴを積めるビークルも持っていない。
チャリンコだ。
カゴを前かごにも荷台にも積めば、ふらふらする。
上り坂では蛇行して速度は遅く、下り坂では速度制御出来ず、奈落の底へ一直線。
よくて、
発火の可能性のある電動アシストチャリだろう。
トラックやバスを用意しているプロとは違う。
100銘柄持てば、積めないのだ。
無理やりサイドキャリーやリヤカーを繋いでみる。
しかし、幌がカバーできない。
診きれない。企業研究も疎かになる。
中身が大事なのに、ニュースタイトルだけ拾い集め、中身のないテクニカルを語るようつべチューバーのようになる。
ポロリポロリ荷崩れを起こす。
チャリの一扱ぎは、重量車の発進に引けをとらない筈だが、
個人投資家の武器である身の軽さまでスポイルされる。
それでも、リスク回避で積めるだけ銘柄分散する。
割れる卵は1つのカゴだからだ。
とっ!
事故だ!
交通事故だ!
誰も望んでいないのにそれは起きる。
株チューバーに煽られながら、冷静さを保ち安全運転をしていても、対向車線から突っ込まれれば防ぎようがない。
2種免許であろうが限定免許であろうが関係ない。
交通弱者ほど被害は大きい。
その時、被害は1つのカゴで済まない。
損害がカゴ1つなんて、そんな都合のいい事故はない。
銘柄分散して、パフォーマンスを落とし、その挙句、事故でほとんどカゴを壊してしまう。
私はこれで退場しました。
組織で動けるプロといっしょに考えないほうがいい。
掛けている保険も違う。
個人にとっては、チャリであっても任意保険が絶対だということだ。
変なリスクヘッジじゃないですよ。
変動金融資産に全額突っ込まないことだ。
分散は数銘柄で十分だと思う。
幼少の頃チャリに付けたネームはランボだった。
乱暴だったと思う。
スタローンは好きだった。
バイなら
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