＜ 十六 ＞
今日もまた、日本からスター選手がメジャーに去っていく。
いや、挑戦してゆく。
当然だ。
世界から猛者が集まるリーグだ。
メジャーの方が魅力があるからだ。
メジャーの方が夢があるからだ。
もはや、日本のサラリーでは、ワールドシリーズの外野席チケットも購入出来なくなった。
夢に挑戦する若者を非難してはいけない。
若い時は、少しばかりの駄々をこねてもいい。
若者に去られるリーグを作ってきた、既得権益者達が非難されるべきだ。
メジャーに引けをとらない方法はいくらかあっただろう。
WBCでは、１番実績を残しているではないか。
確か３度チャンプになっている筈だ。
いずれも感動した。
かつては、メジャーで実績のある名のある選手も引っ張ってこれたが、
円安では、名のある助っ人も来ない。
同じように、
NISA民は、S&P、米国中心のオルカンに夢中だ。
世界最高リーグだからだ。
円安というのに、高いドルを買い、資金がアメリカに流出する。
実際に上がっている。
専門家は言う。
日本株は割安だと。
ファンダメンタル指標がそれを示している。
しかし、株価はそれで決まらない。
人気で決まる。
世界からの人気で決まる。
んん、日本株の６，７割は、海外投資家では無かったか？？
中共が、明日にでも崩壊すると、３０年言い続けている評論家がいる。
歴史を見れば、１００年２００年で国が変わっているので、１００年言い続ければ、いずれ当たるだろう。
同じように、その専門家は、日本株は割安だと、３０年言い続けるだろう。
この場合は、米株に比べての話なので、１００年で済まないかもしれない。
本日も、
東京株が上がるか、下がるか、市場が開く前から決まっている。
そして、そこが寄り天だった。
プロ野球ニュースは、大谷さんを始めとするメジャーリーガーの活躍から入り、
東京株の市況ニュースは、前日のダウ、茄子ダックの騰落から入る。
夢ある若い投資家は、メジャーに向かう訳だ。
２軍は、あくまで１軍の強化のためにある。
成程、日本株は海外投資家にとってヘッジ人気ということだ。
であれば、日本株がコメ株を上回ることはない。
投資初心者程、コメ株インデックスがお勧めの理由だ。
私も東京株から退場して、メジャーを目指したことがある。
個別株でやられて昇格出来ず、投資信託に託し帰国した。
残念なことだが、
アメリカでも日本でも、ベースボール人気は低下中だ。
特に、日本では、子供の数が減っているのに加えて、
ベースボールというスポーツに費用が掛かりすぎて、
裕福な家庭の子息でないと、競技出来なくなってしまった。
あの世に召されている日本球界の偉大な功労者達は、
用具も十分に準備出来ない貧乏から這い上がった筈だ。
そして、日米ワールドシリーズの夢もあった。
そのように、投資の世界も夢がなければならない。
日本株も夢が無ければならない。
円安で世界からスターは集まらないだろう。
一部のマナーの悪いインバウンドなど要らない。
モリゾーはほくそ笑むかもしれないが、それで、株価上昇を期待するのは違うと思う。
バイなら
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