< 七 >
株式相場はリスクが高い。
簡単に2倍にもなるし、あっという間に半分にもなる。
10倍にだってなるし、0円にもなる。
信用取引では資金の3倍の取引きが出来る。
2倍株だと6倍の利益だ。非常に効率がいい。
しかし、半分になれば、手元の資金を超えて割り込む。
かなりの自信があればよいが、
こういったリスクの高い金融商品に、集中して資産を注ぎ込むのは危険だ。
そこで、資産を分散することになる。
預貯金や債券なら株より安全と言われる。
安全に絶対はない。
近年、債券が暴落しているのは、ご存じの通りだ。
銀行だって、金融危機になれは、倒産の可能性がある。
過去幾度か見てきた。
預金保護には上限がある。
上限までなければいいかもしれないが。
それで、さらに、ようつべトレーダーのように資産を分散する。
暗号資産、コモディティ、新興国...、
ビットコインやらイーサリアムやら、
プラチナやら小麦やら、
リラやらルーブルやら、
それらは、株式よりリスクが高いのだ。
リスクが高い株式よりリスクが高いのだから、極めてリスクが高い。
ポートフォリオという名を借りて、リスクを増大している。
このポートフォリオは、分散の目的が違うところにある。
一般のリスク回避ではないのだ。
大事な資産ならば、ルーレットのアウトサイドベットで、勝負しておればよい。
上がるか下がるか。
赤か黒か。
奇数か偶数か。
信用取引きをしたい。
大か、中か、小か。
1列か、2列か、3列か。
配当は3倍までだ。
そして、一度に大きく賭ける必要もない。
そうすれば、追証もなく、長く相場に残れる。
ところが、高配当はよく目に入る。
分散したつもりのポートフォリオに組んだインサイドベットで、勝負してしまう。
ビットコイン半減期だ。
6目賭けだ。
コモディティ歴史的安値だ。
4目賭けだ。
ルーブル暴落だ。
2目賭けだ。
SQデリバティブプット買いだ。
1目賭けだ。
不思議と、高配当になるほど、マクロを見ず運頼みになる。
それが実力だ。
全て根こそぎ、トンボで回収だ。
カジノは胴元が勝つように出来ている。
チップをなくすだけならまだいい。
綺麗なネキディーラーなら大いに許せる。
投資はそれで済まない。
レバレッジを掛けておれば怖ろしい。
私はこれで退場しました。
ベガスには、空港にもスロットがあり、最後まで持っていかれる。
コインは為替両替できない。
ご注意を。
バイなら
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