< 八 >
S&P、茄子ダック、M7、配当貴族。
皆アメリカを目指す。
如何してか。
世界一の経済大国だからだ。
株価は右肩上がりだ。
憧れだ。
アメリカは強い。
軍事的にも群を抜いている。
前の世紀までは、移民で支えられたアメリカンドリームというのがあった。
混沌たる世の中で、やや内向きにはなったが。。。
富が集中している。
1ドル300円の時代に、アメリカ旅行は難しかった。
それでも、若者はアメリカを目指した。
お金が無ければスーツケース1つでアメリカに行ける後楽園球場に集った。
まず目指すは、日本出国。グアムへ。アメリカ入国。
ハワイを経由、西海岸アメリカ本土上陸。
振るいにかけられながら東進。
ロッキーを超えて、中部転戦、5大湖に立ち寄り、メガロポリス。
最後は、空飛ぶタクシーで富の中心NYマンハッタンの摩天楼だ。
誰しもが行ける訳でない。
気力体力時の運が必要だ。
メンタル、入金力、政治的追い風が必要だ。
個人投資家にとってはどれも厳しい。
そこまで行けなくても、アメリカにあやかろうと、米個別株を持ってみる。
株は上がるか下がるか。簡単な2択だ。
ところが、後楽園予選の〇か×の2択が突破できない。
右肩上がりである筈の米株が下げる。
グアム行き航空機の残り数席に滑り込む敗者復活戦狙いで、既に追い込まれている。
おかしい。
どういうこと?
米株を押し上げるのは成長株だ。
S&P500が上げている内訳は、
僅かなS&P5が大いに成長しており、
S&P495はじり貧なのだ。
そして、この成長リーダーは時代と共に変遷する。
成程、持ち株は下がる訳だ。
それで、インデックス投資だという。
米株は100年右肩上がりだという。
高値更新すれば、右肩上がりだ。
30年低迷した日経平均だって、2024年に高値更新した。右肩上がりだ。
まして、100年相場に入っている訳がない。
100年間積立投資しているという人を聞いたことがない。
相場に入った10年20年の値動きが重要だ。
この間値下がりだって大いにありうる。
インデックスならまだ分かるが、米個別株は注意が必要だ。
色々な意味で日本株より規制が掛かっていない。
色々な意味で自由だから。
同じじり貧であっても、簡単に従業員を切り捨て出来ない真っ当な日本企業なら経営努力が期待できる。
真っ当ならばだが。。。不祥事を繰り返す真っ当でない経営者も多いが。
米個別株はボラが大きい。
じり貧株でこれをやられた。
私はこれで退場しました。
気力体力の消滅とともに、時の運も去ってゆく。
頭の上には、どういうこと「?」マークでなく「!」マークを立てたいものだ。
ピンポン!
バイなら
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