シンプルさに加えて驚異の超低歪率と高分解能。音楽鑑賞機決定版。
オンキョーが独自に開発したW・スーパーサーボのメ
リットをフルに生かした本格派プリメインアンプです。90
W十90Wの出力をもつ、パフフルなき楽再生機として、
ソースに含まれるあらゆる音楽情報を、つねに最適の状
態で再現することができます。電源に起因する雑音成
分をキャンセルして、音楽信号だけを伝送するW・ス
ーパーサーボに加えて、A級匹敵の無類の低歪率を
誇るリニア・スイッチング方式、さらに一切のアクティブ素
子を排して最良の状態で音質調整のできるダイレク
ト・トーンコントロール方式、ソースに合わせてトーンキャ
ラクターを選べるソフトネス回路など、最高の技術とノウ
ハウを搭栽。MC対応のハイゲィンイコライザとパワー
部分だけの2アンプ構成というシンプルさと相まって、
ズバぬけた音楽性を確保します。
●電源問題までも一挙に解決したW・スーパーサーボ方式搭載。
電源部分の良しあしが、なぜ音質に大きな影響を与えるか、とい
うことを徹底的に追究したのが、このW・スーパーサーボ開発
のひとつの大きな理由です。信号増幅系外にある電源部が、音
質を大きく左右するのは、電源インピーダンスの問題。インピー
ダンスに起電力が生じ、それが雑音成分となって音源信号に大
きな影響を与えてしまうのです。これを防ぐためには電源全体の
抵抗分を極力小さくする必要がありますが、そのためには配線
類はもとより、各パーツのもつごくわづかの抵抗分、たとえば直接
目にはみえない電源コンデンサの内部での、極板とリード線との
接合部分、といったような点に至るまで見直しをしなければなりま
せん。実際問題としてこういったことは不可能に近く、また実現で
きたとしても膨大な量の素材を必要とします。W・スーパーサー
ボ方式は、サーボ回路を用いた純電子的な方法でこの雑音
成分を35dB以上も抑え込むと同時に、混変調歪みの原因ともな
る有害な超低域成分をカット。目をみはるような分解能、中低域
のハリのあるサウンドを約束します。
●A級増幅にチャレンジ、新技術リニア・スイッチング方式採用。
音質上の面から、あくまでバイアスは固定させておきながら、A級
増幅並のスムーズなリニアリティを得る、しかもB級のメリット、パ
ワフルさを損なわない方式として、オンキョーが開発した新技術で
す。クロスオーバ歪みの原因となる動作特性のつなぎ目を、特殊
なバイアス回路で補正するこの方式は、従来のB級増幅では
考えもつかない超低歪み再生を実現しました。しかもHIGH fTパ
ワートランジスタの3段ダーリントン構成、プッシュプル回路の採
用でスイッチング歪みの影響も無視できる範囲内に追いこみま
した。あくまでも繊細なピユアサウンドを心ゆくまでお楽しみくだ
さい。
●MCカートが直接入力できる高感度イコライザアンプの使用。
MMカートリッジからの人力はもとより、よりハイクオリティのMC力
-トリッジの微弱な入力にも、充分対応できるハイゲインイコライ
ザアンプを使用しました。しかもトーンアンプやバッファアンプなど
を排して、W・スーパーサーボ方式によるパワーアンプと直結し
た2アンブ構成。そのシンブルさが、音の純度を飛躍的に高めま
した。しかもトーンコントロールは、ラウドネス効果を巧みに利用し
たダイレグト・トーン方式。良質に影響を与えないパッシブ素子
のみで構成されていますから、つねにグレードの高い音質調整
が可能です。
●入力ソースに合った分解能の得られるソフトネス回路の採用。
クオリティの低い入力ソースを、そのまま超高分解能で再生した
場合、そのクオリティの悪さをそのまま再現してしまい聴きづらい場
合があります。こういった使用状態に備えて本機には、分解能を
コントロールすることで、低クオリティ信号はそれなりに聴き易くす
るソフトネス回路を設けました。もちろんハイクオリティのソースを
お楽しみになる場合は、OFFポジションで、W・スーパーサーボ
の特性をフルに活かした圧倒的な超高分解能サウンドをお楽し
みいただけます。
●W・スーパーサーボの効果さらに高める強力大型電源部の採用。
W・スーパーサーボの採用により、電源部の良質に対する影
影響は極端に少くはなりましたが、さらに本機では新たに開発した
大型電源トランスや、ローインピーダンス・ワイドレンジケミコンを
採用。しかもそれを低インダクタンス化するために、プリント基板
に直結させて使用しています。さらに各セクションヘの給配電や、
アーススライン等の要所には銅板製の厚板、ブス(母線)ラインを
吏用。徹底したローインピーダンス化をはかっています。優れた
分解能にパワフルさをプラスする、オンキョー独自の強力大型
電源部です。
●ドライブ段での温度傾斜の影響を抑える自動バイアス調整回路。
信号の急激な変化に併って、各ブロック間でその熱容量の違
いから生じる温度差による、バイアスの不安定な変動を防ぐため
プリドライバー、ドライバー、パワートランジスタの3ヶ所の温度
たを検出し、つねに安定した低歪率駆動ができるよう、自動的に
バイアスをコントロールするオート・トラッキング・バイアス回路を
採用しました。
●高次高調波の発生を抑える非磁性体素材使用の音質最優先設計。
●コントロール信号を録音できるPRE-OUT端子の採用。