< 三 >
株式相場に一発逆転はない。
いや、株式相場に一発はある。
満塁ホームランもある。
むしろ、それが株式の魅力だ。
ところが、一発逆転はない。
一発逆転を狙う投資家は、既に追い込まれている。
多くの損失を出してしまったから、それを取り返そうと一発逆転を狙うのだ。
しかし、一発逆転を狙うには、塁を埋める必要がある。
一塁、二塁、三塁と、塁を埋めなければ、大量得点は出来ない。
追い込まれた投資家は、ベンチに戦力が残っていない。
代打要員、代走要員、手元にカードがない。
一人大振りをする。
当たらないのだ。
当たったところで、逆転にならない。
逆転を狙うなら、一発でなく、塁を埋め、次の打者に繋ぐことだ。
選球だ。
コンパクトに単打を狙う。
塁に出る方法は、いくらかある。
そう、逆なのだ。
損失を出していないなら、大いに一発を狙いにいけばいい。
リスクの大きな相場で、リスクを取りに行けばいい。
損失を出しているなら、まず同点を狙うべきだ。
リスクを取りに行ってもいいが、最終打者にならないことだ。
相場の最終回を自分で決める必要はない。
相場の最終レースを自分で決める必要はない。
残り資産を全ベットしなければ、ジ・エンドにならないはずだ。
その間に所得入金に励めばいい。
最終レースで、
残額を高配当オッズに賭け、強制逆決済を残す。
それでは、巨損のクイズダービーだ。
パパパ、パッパカパー、パパパパー
せいのドン!
3枠でコツコツだ。
オッズが低くても、増額した額を再投資して、さらに増やせば、立派な成果だ。
稀に、3枠が外れると、ショックは大きいが。
そして、欲が出て、外してしまう。
強欲指数が高い時ほど、3枠で固く行くべきだ。
利上げか、利下げか、金利据え置きか分からない時は、3択の女王に賭けてもいい。
2枠の高配当枠も好きだ。
余裕があると、2枠で高配当投資もできる。
最終レースには、最後だからと、勝負に出てしまう。
一八の博打に出る必要はない。
しかし、それでも、
最後に1枠の教授に全ベットしたい気持ちはわかる。
私はこれで退場しました。
バイなら
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