んん~~?
また、INTEL535でSSDロストが発生しました!😫
暫く調子良かったのですが...
突如として、数か月経って再々発しました。
その翌日には数回連発しました?
その回数分、KP41重大なエラーがイベントログに記録されています。
これまでと同じく、SATA端子部の清掃で復帰しています?
やはり、相性の問題があると思うのですが、
SSDロスト連発に業を煮やした管理人は、
これまでの、埃の掻き出しと掃除機を使った簡易清掃に代わり、
今回は、SATAコネクタ端子をアルコール清掃でシバキました。
症状
これまでと全く一緒です。
ジャンクで入手したINTEL SSD 535 240GBをブートディスクにしたWindows PCにて、
動いていたWindowsがしばらくすると再起動し、
その際起動ディスクを認識せずWindowsが立ち上がらない。Bootableエラー。
最近この現象が発生するようになった。それまでは正常であった。
電源再投入で復帰するが、上を繰り返す。
以下と全く一緒です。
いつも、清掃後、数か月は調子いい。
今回は、マザーボード側のSATAケーブルの抜き差しで、現象が直りました。
SATAケーブルの接触が、何らか影響を与えている可能性は従来からあります。
暫定対処
・洗浄用アルコール
清掃用のアルコールについてですが、
まず、アルコールというのは溶剤としての機能があって、
脱脂性能に優れており、洗浄剤として工業用に広く使用されています。
それで、使用する訳ですが、
今回は、マザーボードという電気回路基板や、SATAケーブルという電線に使用するため、
一般用に販売されている、家庭用の消毒用アルコールや清掃用アルコールは適していません。
これらの消毒用アルコールや清掃用アルコールは、
人体への刺激をなくすためや、引火しにくくする安全性のため、水成分等で薄められていますので、
アルコールはすぐに揮発しますが、
水が残ったまま通電すると、故障の原因になる電気部品に向いていないためです。
もちろん、十分乾燥させれば良い訳ですが、
洗浄効果が落ちるのと、
乾燥過程にて金属端子を酸化させる可能性があります。
そこで、アルコール純度の高い無水アルコールを使用します。
製品 | エタノール成分 |
消毒用エタノール | 76.9~81.4vol% |
無水エタノール | 99.5vol%以上 |
一般的に入手しやすいのは、無水エタノールで、
薬品の法令上、決まった別のケースや棚に陳列されていますが、
薬局やドラッグストアで容易に入手可能です。
エタノールとは、エチルアルコールのことで、お酒の成分と同じです。
今回の使用には、この無水エタノールで良いのですが、
実は、酒税同等の課税分が価格に転嫁されている無水エタノールより、
安い無水アルコールが、一般に市販されています。
燃料用アルコールです。
燃料用アルコールは、メタノールにエタノールを混ぜた薬品で、
その名の通り、アルコールランプやランタンの燃料に使用する、
安価なメタノールを混ぜることにより、価格、火力、引火性を調整したアルコールです。
メタノールとは、メチルアルコールのことで、
工業用洗浄剤として、機械部品のみならず、
日本の大手半導体メーカーも、電子部品の洗浄剤としてデータシートで指定してます。
安価なため、広く使用されていますが、
人体に取り込むと毒性があり、
一般的に購入が出来ますが、購入者情報を記録するなど、少し、ハードルが上がります。
燃料アルコールは、一般向け燃料用として、
メタノールにエタノールを混ぜることにより、上の規制を外し、
同じように洗浄機能のある、メタノールとエタノールの混合液ですので、
溶剤として洗浄効果はあるはずなので、
今回は近くのドラッグストアにあった燃料アルコールを使用しました。
但し、使用に当たっては、あくまで燃料用の製品なので、製品名は出しません。
拘りなければ無水エタノールをお勧めします。
薬品メーカー毎に製品があります。
分子量順 | メタノール | 燃料アルコール | エタノール |
---|---|---|---|
化学式 | CH3OH | メタノールとエタノールの混合液 | C2H5OH |
価格 | 〇 | 〇 | △ |
入手性 | △ | 〇 | 〇 |
余談ですが、
管理人は、燃料アルコールを、脱脂剤や、溶剤として塗料の修正用に用いています。
・清掃方法
それでは、アルコールでSATA端子を清掃してみましょう。
用意するもの。
- 無水アルコール
- 不織布
- ピンセット
無水アルコールの使用量と、不織布の使用量は、極僅かです。
ピンセットは、埃を掻き出したような精密ピンセットである必要はないです。
PCの清掃なので、屋内での作業となりますが、
揮発剤で中毒にならないように、
部屋の窓や扉を開放して、換気に気をつけてください。
ヒートポンプ式のエアコンは換気にならないので、
やはり、部屋の窓や扉を開ける必要があります。
SATAケーブルのコネクタ内部のピンを清掃します。
先ず、不織布を幅数mm、8mm程、長さ10~20mm程に切り出します。
切り出した不織布の切片の半分程に、無水アルコールを付けます。
反対側を、ピンセットで摘まみます。
ピンセットで摘まんだ状態で、反対側をアルコールに付ければ良いです。
SATAケーブルのコネクタは、L型の1mm程の隙間内部に7ピンが並んでいます。
この隙間に、アルコールのついた不織布の切片を入れて、
不織布の切片をピン端子を拭くように、ピンセットで揺り動かして、清掃します。
アルコールで濡れた不織布は、隙間内部にある、埃も吸着してくれます。
アルコールは程なく揮発します。
反対側のコネクタも、不織布の切片を新しくして、繰り返します。
マザーボードのSATAソケットコネクタ内部のピンを清掃します。
同じように、
マザーボード側のSATAコネクタのピンを清掃します。
SATAソケットコネクタ内部の突起板の片側に7ピンの端子があります。
SATAケーブルのコネクタよりも容易でしょう。
端子部を終えたら、
最後に、SATAソケットコネクタの、奥や、突起板背面の埃を吸着させる感じで清掃します。
SSDのSATAコネクタのピンを清掃します。
同じように、
SSD INTEL535側のSATAコネクタは、裏面からよく見える形状になっていますので、
簡単に清掃できるでしょう。
隣のブロックの電源ピンも清掃しておいても良いです。
これで、簡易的な掃除よりも、特に端子部は溶剤清掃により綺麗になった筈です。
結果
清掃後は、やはり正常に動作しています。
数か月見ないといけません。
SATA3の砂コンの相性なのか。
この時期、夏に起こっているので、
冬場などの乾燥期に、埃が帯電しやすくて起こりやすい、と思っていた推測は外れました。
相性が悪いうえで、細かな要因で左右されそうです。
SSD買い直せよということですが!😅
これで、再発した時は、もう一発「ヤツ」を試そうと思います。😉
to be continued…
本日は以上です。ありがとうございました。