オンキヨーホームエンターテイメント(株)破産
2022年5月13日オンキヨーホームエンターテイメント(株)は破産手続き開始を発表しました。
2021 年8月上場廃止。上場廃止発表から約1年です。
上場廃止時には、再上場を目指すとありましたが。。。
以下、破産管財人のページより、
株主の方へお知らせが載っています。
オンキヨーホームエンターテイメント(株)破産管財人HP – 破産手続Q&A (ohe-kanzai.com)
Q12 オンキヨーホームエンターテイメントの株式は、どうなるのですか。
A12 破産手続において債務をすべて弁済でき、その上で残余財産があれば株主に分配されることにはなりますが、現時点の情報では、残余財産分配の見込みは極めて低いかと思われます。
民間企業には、このように破産のリスクがあります。
株券が0になるってことですね。
なので、業績は見張っておく必要があるのですが、
業績が悪いこと知りながら、それでも管理人が手を出したのは好きだったからです。
好き嫌いでビジネスはできません。
レガシーを捨てたオンキヨー(株)
そして、ここに至り、ONKYOのロゴがどうなるかと思いきや、
実は、オンキヨー株式会社が残存しています。
以下のリンクは、オンキヨー(株)が出したお知らせです。
オンキヨーホームエンターテイメント破産報道について | ONKYO
主文をそのまま引用します。
オンキヨーホームエンターテイメント破産報道について
オンキヨー株式会社(所在地:大阪府東大阪市、代表取締役社長:大朏 宗徳、以下「当社」といいます。)の事業につきまして、改めてお知らせいたします。
2022年5月13日付で、オンキヨーホームエンターテイメント株式会社(以下「OHE」といいいます。)から、OHEが自己破産を申請し、破産開始手続き開始の決定を受けたことの発表がございました。
当社は、2020年10月のグループ再編時に、既存事業であるオーディオ事業・スピーカー事業等を行わない、新たな事業を行う会社として、会社分割によりOHEグループの一員として設立されました。
その後、OHEは、オーディオ事業をブランドとともに米社に売却するとともに、2021年9月30日付で、債務超過であった当社についても、OHE所有の当社全株式をマネジメント・バイアウト(MBO)により、TK FUND合同会社に譲渡し、当社はOHEから独立することになりました。上述のとおり、OHEは、当社株式を保有しておらず、当社はOHEとの資本関係はございませんので、ONKの事業運営及び運営するOnkyo Direct、開発受託、補聴器等のライセンス事業への直接的な影響はございません。
今般の発表により、OHEは存続しないことになりました。しかしながら、資本関係こそありませんが、歴史あるオンキヨーのDNAは当社の約50名の社員(本発表日現在)に引き継がれています。私たちは、新しいオンキヨーを創っていくことを使命として、これからも事業を進めて参ります。なお、当社の事業につきましては、添付の当社事業概要をご確認ください。
今後とも当社製品及びサービスを安心してご利用、お取引、ご愛顧頂きますようよろしくお願いいたします。
2020年のグループ再編時の資料も載せておきます。
↑
当時はJASDACへの資料が「オンキョー株式会社」だったので、
この再編時に「ヨ」になった?
以下、補聴器の販売会社の説明文です。
この会社は、新聞広告も出されていました。
青と黒の『ONKYO』ロゴは残っているようです。
白抜きもあるのか?
残ったオンキヨー(株)は、
レガシーを捨て、
新しい事業でやっていくとのことで、
HPには、
『交通計測ソリューション』『コラボレーション事業』
『コールセンターソリューション』『デジタル補聴器』が紹介されています。
結びに...
なので、
早々にAV事業を売却したオンキヨーホームエンターテイメントもそうでしたが、
レガシーを捨てたオンキヨーに従来の復活は無いです。
DNAを引き継ぐとありますが、
企業のDNAは、それまで働いて来られた人そのものであって、
OBやOGも、直接的、間接的に関わって引き継がれるものと思います。
しかしながら、
世の中が変化して、幾多のオーディオメーカーが既に消え去った中、
それを求めるのは酷なことです。
環境に適応しなければ、絶滅するのみなので。
そう言や、ONKYOのPCとかあったなー。SOTECでしたっけ?
幸運を祈ります。
過去の音響の配布物については、紹介していいよね。
残っているオーディオ系メーカーは、軸を移していますし、少なくなりました。。。
本日は以上です。ありがとうございました。